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親が加入している保険がわからない!認知判断能力が低下した親の保険情報を知る方法


親が高齢になると、急に入院したりすることもあるでしょう。
長期入院になると費用もかさみます。医療保険に入っているのなら、申請すれば後ほど給付金が支給されることもあるでしょう。そしてその申請を、高齢の親の代わりに子が行うこともあるかもしれませんね。

しかし、親がどこの保険会社に加入しているのかご存じですか?

実家のお母様が加入する保険会社がわからない!というAさんの場合

Aさんのお母様は80代。長期入院を機に、認知機能が低下してしまいました。

退院する際に、Aさんが入院費用をとりあえず支払いましたが、大学に通うお子さんがおり、家計に余裕がないため、お母様に支払ってもらいたいと考えています。

Aさんは以前、お母様から保険に加入していることを聞かされていました。しかし、その時はあまり関心がなく、どこの保険会社を利用しているのかまでは覚えていません。

Aさんはどうしたら良いのでしょうか。

保険加入の有無がわかる「生命保険契約照会制度」を利用する

親がどこの生命保険会社に加入しているかどうか知りたい!という場合は、生命保険協会の「生命保険契約照会制度」を利用すると良いでしょう。

この制度は、死亡、認知判断能力の低下、災害による行方不明といった理由により、親や家族がどのような保険に加入しているのかが分からない場合に役立ちます。

「一般社団法人生命保険協会」の会員会社である生命保険会社の情報を得ることができます。つまり、会員会社でない保険会社の情報は分からないということにご注意ください。

費用はかかります!

調査対象となる親族等1名につき、3,000円です(2025年2月現在)。

必要書類や条件は?

必要書類や条件があることにご注意くださいね。

例えば、認知判断能力の低下を理由とした照会手続きの場合でお伝えします。

申請書や他に家族がいる場合は委任状、戸籍や診断書などの所定の書類が必要となります。これらの書類を揃えて申し込むと、生命保険協会は会員である保険会社に調査を依頼します。

これらの書類を揃えるとは・・・。ちょっとハードルが高いかもしれないですね。

では、どのように回答してくれるかというと、

契約があった会社の欄には○、なかったら×と記載されているようです。

注意点があります!

紹介対象者の入院や手術などにかかる費用の支払いというように、緊急の資金の必要性がないと利用できないようです。もっと知りたい方は、下記をクリックください。

生命保険契約照会制度のご案内はこちら

さて、Aさんはこの制度を利用したかというと・・・、利用しませんでした!

たまたま保険会社から定期的に送られてくるお便りがきて、どこの保険会社に加入しているのかがわかったようですよ。無事に給付金の申請ができたようです。良かったですね。

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